横浜市との交流の歴史

道志水源林

Water source forest

横浜市は、水源林として、道志村にある山林を約100年間にわたって計画的に維持管理しています。横浜市水道局が所有している道志水源林の面積は2,873haです。これは道志村の総面積の約36%にあたり、都筑区の面積とほぼ同じです。

水源林は、森林の保水能力を積極的に活用しており、形のない貯水池「緑のダム」とも言われています。その働きは、水を貯えるだけでなく、水の浄化や洪水を緩和するといった機能も持っています。

横浜市民ふるさと村

Furusato Village for Yokohama

横浜市と道志村は、明治30年に道志川から取水を始めて以来、水を通じ、固い絆で結ばれています。その間、横浜市は国際港都として、水源地道志村は緑と清流の郷として、それぞれの風土・地域性を互いに尊重しあう中で、さまざまな交流を続けてきました。平成16年には、相互の理解と友情を深めていくため、「横浜市と道志村の友好・交流に関する協定書」を締結し、道志村は「横浜市民ふるさと村」となりました。
現在、道志村内施設の優待サービスや、水源林ボランティア活動、小中学校の自然体験などの交流が行われています。

交流のあゆみ

Friendship history

明治20年 日本初の近代水道が横浜に誕生。相模川から取水。
明治30年 相模川からの取水を支流の道志川に変更、以後、道志川から取水。
大正5年 山梨県から道志村所在の恩賜県有林2,780haを水源林として横浜市が取得。
昭和26年 水源林のほとんど全域が森林法に基づく水源涵養保安林に指定。
平成7年 林野庁より「水源の森百選」に認定される。
平成15年 道志水源林ボランティア事業の創設。
平成16年 横浜市と道志村の友好・交流に関する協定書締結。
平成26年 「災害時における相互応援に関する協定」及び「道志村への水源林木材の寄付に関する協定」の締結。
平成28年 道志水源林100周年記念式典ほか各種事業実施。